関東の学生にはおなじみの修学旅行は、なんと言っても京都、奈良、大阪だ。
自分は舞い上がっていて、奈良と京都の区別がついていなかった。東大寺を京都だと思いこんでいて、ガイドさんに目を剥かれてしまって、そのせいで、ガイドさんの記憶に鮮烈に印象を残してしまった。
友達も先生も、ギャグだと思っていてくれたようで、まさかそんなわけは…とかえってあまりのことに、一笑に付してもらえたが、実はあの時は本域で間違えていたのだった。
自分でも、あの時の自分が本当に今の自分と同じ人物なのかと疑いたくなるが、中学生の時から、そう思いこんでいて…つまりこのエピソードは高校生にもなってやらかしてしまったことなのでありまして…トホホなわけであったのです。
当時つきあっていた彼女からも「ウケたよーっ」と言ってもらえたから良かったようなものの、そうでなければ、今の自分は無かったのではないかと、痛切に思えるわけであります。
いまだに自分で思い出すと、火の出るような恥ずかしさを味わうのだ。
せめて修学旅行なのだから、事前にちゃんと学習しておきたいものだ。ただの旅行気分で楽しみたいと思ってはいけない。
どこで人生を狂わせてしまうか、多感な時期だからなおさらなのではないかと、深く思った次第。
昨今、東大寺の修復などで、ニュースで、東大寺と言う言葉が報道される機会が多い。
そのたびにドキッとしてしまう。
そんなトラウマが芽生えた瞬間なのであった。